キュービクル(高圧受電設備)の更新について、 多くの企業が一度はこう考えます。
「今すぐではなく、もう少し様子を見よう」 「今年は予算が厳しいから見送ろう」
この判断自体は、決して珍しいものではありません。 しかし現場では、 “更新しない”という選択の結果、想定外の事態に直面した という相談が後を絶ちません。

■ 更新を見送った現場で実際に起きていること
更新を先送りした現場で、特に多いのが次のケースです。 • 突然の停電による操業停止 • 夜間・休日の緊急対応 • 想定していなかった高額な復旧費用 • 入居者・取引先からのクレーム • 「なぜ事前に対応しなかったのか」という説明責任
多くの場合、 事故が起きてから振り返ると 数年前から兆候は出ていた という共通点があります。

■ 「問題が起きていなかった」=安全ではない
更新を見送った理由として最も多いのが、 「今まで問題が起きていないから」という判断です。
しかしキュービクルは、 限界を超えた瞬間に一気にトラブルとして表面化する設備です。 • 内部絶縁の劣化 • ケーブル端末の発熱 • 雨水侵入による地絡 • 遮断器の動作不良
これらは、 点検で大きな異常が出ないまま進行することも多く、 「動いている=安心」とは言えません。

■ 見送った結果、選択肢がなくなるという現実
計画的に更新や改修を検討している段階では、 • 工事時期の調整 • 予算分散 • 部分改修や低圧化の検討 • 複数業者での比較
といった 選択肢 があります。
しかし一度トラブルが起きると、 • 緊急工事一択 • 停電時間は選べない • 業者選定の余裕がない • 費用交渉もできない
という状態になり、 判断の余地がほとんど残されません。

■ 「更新する・しない」ではなく「知った上で選ぶ」
重要なのは、 必ず更新しなければならない、という話ではありません。
大切なのは、 • 現在の設備状態を把握しているか • 見送った場合のリスクを理解しているか • 他の選択肢(部分改修・低圧化)を検討したか
これらを 知った上で選んでいるかどうか です。
情報がないままの先送りは、 結果として最もリスクの高い選択になりやすいのです。

■ キュービクル専門店が果たす役割
パワーパートナーズは、 高圧工事専門店として、 更新を無理に勧める立場ではありません。 • 危険な箇所は危険と伝える • まだ使える部分は正直に伝える • 見送る判断のリスクも整理する • 更新・部分改修・低圧化を公平に比較する
「後悔しない判断」を支えること それが専門店としての役割だと考えています。

まとめ|“何も起きていない今”が最も判断しやすい
キュービクル更新を見送った結果、 多くの現場で共通しているのは 「もっと早く知っていれば違った」という声です。
だからこそ、 何も起きていない今こそが、 最も多くの選択肢を持てるタイミングです。

【2025年 年末のご挨拶】
2025年も残すところ、あとわずかとなりました。 本年も多くのご相談・ご縁をいただき、誠にありがとうございました。
電気設備、とりわけキュービクルは 「問題が起きてから」ではなく 「起きないように考える」ことが何より重要な設備です。
来る2026年も、 パワーパートナーズは高圧工事専門店として、 正しい情報と誠実な対応で、 お客様の安心・安全を支えてまいります。
年末年始を迎える前の ちょっとした確認・ご相談だけでも構いません。 どうぞお気軽にお声がけください。