キュービクル(高圧受電設備)の工事や更新を進める際、 多くの担当者が最後にぶつかる壁があります。
それが、 「社内・オーナー・上司への説明」 です。
・なぜ今やる必要があるのか ・金額は妥当なのか ・やらなかった場合どうなるのか
ここが整理できていないと、 どれだけ正しい判断でも、話は前に進みません。

■ キュービクル工事が通りにくい理由は「内容が難しすぎる」こと
キュービクル工事は専門性が高く、 説明する側も、聞く側も負担が大きくなりがちです。
その結果、 • 技術的な話に偏ってしまう • 危険性だけを強調してしまう • 金額の説明が曖昧になる • 「で、結局やる必要あるの?」と聞かれる
という状態に陥ります。
決裁者が求めているのは、 専門用語ではなく“判断材料” です。

■ 決裁者が本当に知りたい3つのポイント
キュービクル工事の説明で、 必ず整理すべきポイントは次の3つです。
1. 今やらない場合のリスク • 停電・事故の可能性 • 緊急対応になった場合の影響 • 事業・入居者への影響
2. 今やることで得られるメリット • 計画工事によるコスト管理 • 停電時間の調整 • 将来リスクの低減
3. 他に選択肢はないのか • 部分改修で足りないか • 低圧化という判断は可能か • 今回やらなくていい範囲はどこか
この3点が揃っていれば、 判断は非常にしやすくなります。

■ 「更新ありき」の説明は通らない
よくある失敗が、 「老朽化しているから更新が必要」 という一点だけで説明してしまうことです。
これでは、 ・まだ使えるのでは? ・去年も同じことを言っていなかったか? と返されてしまいます。
重要なのは、 “なぜ今なのか”を事実ベースで整理することです。

■ 専門店が提供できるのは「説明しやすい材料」
パワーパートナーズでは、 工事そのもの以上に、 説明に使える材料を整えることを重視しています。 • 現状の設備状態の整理 • 危険箇所と優先度の明確化 • 今回やる範囲・やらない範囲の切り分け • 将来を見据えたロードマップ
これにより、 担当者が一人で抱え込まずに済む状態をつくります。

■ 管理会社・設備担当が評価される進め方とは
キュービクル工事は、 「何かを壊して直す仕事」ではありません。
リスクを事前に整理し、問題が起きないように進める仕事です。
そのため、 ・事故が起きてから対応した担当者 よりも ・事故を未然に防いだ担当者 の方が、結果として評価されます。

まとめ|キュービクル工事は「説明できる状態」をつくることが成功の鍵
キュービクル工事が進まない原因の多くは、 技術や金額ではなく、 説明材料が整理されていないことです。
だからこそ、 • 状況を正しく把握し • 選択肢を並べ • 判断できる状態をつくる
このプロセスが重要になります。
パワーパートナーズは、 キュービクル専門店として、 誠実な情報整理と分かりやすい説明で、 お客様の「進め方」まで支えます。
「どう説明すればいいか分からない」 その段階から、相談して問題ありません。