高圧受電設備は、突発的に故障するように見えますが、 実際には “必ず前兆サインが出ています”。
このサインに気づけるかどうかで、 停電・事故・操業停止を防げるかが大きく変わります。
パワーパートナーズは高圧工事専門店として、 日常点検や現地調査の中で 見逃してはいけない危険予兆 を丁寧に確認し、 企業の電気インフラを誠実に支えています。
今回は、現場で実際に多い「前兆サイン」をまとめました。

■ 1. キュービクル内部からの“異音”{CAPTION}

次のような音は、内部接触不良または劣化のサインです。 • パチパチ音 • ジリジリ音 • 低い唸り • ファン異常音
原因として多い例 • 端子部の緩み • 絶縁不良 • VCB・LBSの接触不良 • トランス劣化
異音は重大事故の直前に現れる典型症状です。

■ 2. 異臭や焦げたようなにおい
点検時に異臭があれば、すぐに精査が必要です。
考えられる原因 • ケーブル端末の焼損 • 高圧機器の過熱 • トランス絶縁の劣化 • 端子部のアーク痕
特に端末部の焼損は、停電事故につながりやすいため 非常に危険な前兆です。

■ 3. 外箱(キュービクル)のサビ・腐食
雨水侵入や結露によって内部が劣化し、 次のようなリスクにつながります。 • 絶縁不良 • 腐食による機器損傷 • 端子部の湿気蓄積 • 漏電や地絡
見た目のサビは“内部リスクのサイン”であり、 放置は非常に危険です。

■ 4. 高圧ケーブル端末の劣化
現場で最も多いトラブル前兆です。
確認される例 • 端末の変色 • クラック(ひび割れ) • 端子の腐食 • 絶縁テープの劣化 • 絶縁抵抗値の低下
ケーブル事故は企業の事業停止につながるため、 最優先で確認すべきポイントです。

■ 5. 年式が古い機器の“点検異常ゼロ”は逆に危険
20年以上使用している高圧機器は、 内部部品が寿命に近づき、 一見問題なく見えても劣化が進んでいる ことがあります。
特に以下は要注意です • VCB(真空遮断器) • LBS(負荷開閉器) • PAS(気中開閉器) • トランス(変圧器)
年式と劣化傾向を踏まえた専門判断が必要です。

■ 専門店が“前兆”を見逃さない理由
パワーパートナーズでは、 外観だけでなく、内部状態・年式・測定値などを総合的に判断し、 本当に必要な対策を提案します。
専門店が行う診断ポイント • 内部接触状態 • 絶縁抵抗測定 • 熱影響の有無 • ケーブル端末の状況 • 周囲環境による劣化リスク • 更新優先度の整理
誠実に、過不足なく、現実的な提案を行うことが 専門店としての責任だと考えています。

■ まとめ|前兆サインを見逃さず、事故を未然に防ぐ
高圧受電設備は、 重大事故の前に必ず“動き”があります。
しかし、その動きに気づけるかどうかは、 専門店の経験と診断精度で大きく変わります。
パワーパートナーズは、 誠実な点検・診断・施工で、 企業の安心と安全を守り続けていきます。
設備の気になるサインがあれば、 小さな相談からでも構いません。 誠実にサポートいたします。