PCB（ポリ塩化ビフェニル）は、国が厳しく管理を求める特別有害物質です。
しかし現場を見ると、「そもそもPCBかどうか調べていない」「自社は関係ないと思い込んでいる」ケースが非常に多いのが実情です。

ここで重要なのは、
PCBを“調査していない状態”自体が、すでに大きなリスクを抱えているという事実です。

そしてこのリスクは、法令違反だけではなく、企業ブランド・信用・安全管理体制にまで影響します。

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■ 1. PCBの調査をしていないことは、法令遵守の観点で大きな問題

PCB特別措置法では、
• PCB含有機器の把握
• 適切な管理
• 処理期限の遵守
が需要家（所有者）の責任と定められています。

PCBの可能性がある機器を
調査していない
年式を確認していない
記録が残っていない

この状態は、法律で求められる管理を満たしていない状態と言えます。

つまり、
「知らなかった」「調べていなかった」では済まされない可能性がある
ということです。

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■ 2. PCB放置は企業ブランドを毀損する深刻なリスク

PCBの管理不備は、行政から指導・改善命令などが入る可能性があります。
企業名が公表された場合、社会的信用は大きく低下します。

起こりうる影響は以下の通りです。
• 管理体制への不信感
• 取引先からの調達ストップ
• 新規案件の失注
• 安全管理能力を疑問視される
• 企業ブランドの損失

BtoBでは特に、
“安全に対する姿勢” は企業の評価そのもの
といえます。

PCBを放置していた、というだけで
「管理意識が低い企業」
という印象を持たれる可能性があります。

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■ 3. PCB調査不足は“見えない事故リスク”を拡大させる

PCBを含む可能性がある機器は、
古い変圧器やコンデンサであるケースが多く、
以下のリスクが高まります。
• 絶縁不良による発熱
• 漏えい
• 封緘部分の破損
• 焼損・発火

調査をしていないと、
こうした劣化の兆候を見逃し、
無自覚な状態で危険を抱え続けることになります。

事故が発生した場合、
「PCBであることを把握していなかった」
は理由になりません。
企業の安全管理責任が問われます。

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■ 4. PCBの未調査は「次の担当者」に負債を押しつける

電気設備の担当者が変わる際、
PCBの有無を把握していない状態で引継ぎが行われると、
後任者は次のような状況に陥ります。
• 何を調査すべきかわからない
• PCBの可能性を把握していない
• 法令違反のリスクだけ残る
• 汚染事故の危険性が続く
• 経営層からの責任追及につながる

これは企業内部で
“リスクの押しつけ”
が起きている状態です。

設備担当者・管理会社にとって、PCB調査は
後の世代を守るためにも重要な仕事です。

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■ 5. まとめ：PCBは“放置するほど危険”かつ“調査しないこと自体がリスク”

PCB機器のリスクは、
法令違反、事故、費用、信用低下など多方面に及びます。

そして最も見落とされがちな事実は、
「調査していない状態が、すでに企業リスクになっている」ということです。

パワーパートナーズでは、
• PCB可能性調査
• 製造年式の判定
• 設備の安全状態チェック
• 結果のわかりやすい報告
を誠実に行い、企業の安全・安心をサポートしています。

まずは現状を知ることから始めませんか。
PCBは“調査しないこと”が最大の問題です。
どんな小さな疑問でも誠実にお答えします。