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高圧受電設備のトラブル調査を行うと、 「昨日まで全く問題がなかったのに…」 という声を数多く耳にします。
実際には、問題がなかったのではなく、 「見えていなかっただけ」 であることがほとんどです。
人は、 “問題が表面化していない=安全” と誤解してしまう心理があります。 これを “誤った情報による誤った選択” と説明します。
高圧設備は特に、 この思い込みが重大事故を招きます。

■ 1. 異常が「見えないだけ」で進行するのが高圧設備
高圧受電設備は、外観で判断できない劣化が非常に多い設備です。
特に以下の症状は外からは見えません。 • 変圧器内部の絶縁紙の酸化 • VCB内部の真空度低下 • ケーブルの絶縁劣化 • 端末の深部腐食 • キュービクル底面の裏側腐食 • 水分による内部劣化
これらはすべて“見えないところ”で進行し、 限界に達した瞬間に 停電・焼損・地絡事故 として現れます。
つまり、 「異常なし」は安全の証明ではない というのが現場の現実です。

■ 2. 思い込みが危険な理由(Reality)
「動いているから大丈夫」 「点検で異常なしと言われた」 「年式は古いが特に不具合は感じない」
この安心感は、全て“思い込み”です。
実際の実務では、 次のようなケースが頻発します。 • 2週間前の点検で異常なし → 端末が突然地絡 • 老朽化のトランスが内部短絡 • 外観は綺麗でも底面が完全腐食 • 点検では見えなかった部分で過熱が進行
見えていなくても、確実に劣化は進行しています。

■ 3. 正しい情報(Knowledge)が“正しい選択”をつくる
「正しい情報 × 現実の理解」 によって 安全な選択ができるとされています。
高圧設備で知るべき正しい情報は以下です。 • 20年以上の設備は劣化が急増する • 点検では見えない部分がある • 設置環境によって寿命が変わる • 老朽化設備は前兆なしで故障する • 高圧設備の責任は事業者側にある
この“現実”を知らずに出す判断は、 偶然頼みの危険な判断です。

■ 4. 選択(Choice)|企業が取れる安全行動
正しく理解した上で、企業は次の行動を選択できます。 • A:現状の診断を受け、リスクを可視化する • B:危険箇所だけ部分更新する • C:全体の計画更新を進める
どれを選ぶかは自由ですが、 どの選択にも“結果の責任”が伴うことを忘れてはいけません。
「選択の自由=結果に対する責任」 と説明されます。
これが高圧設備と非常に相性が良い理由です。

■ 5. 専門店として、誠実に“正しい判断”を支える
パワーパートナーズは、 企業が誤った安心感に惑わされず、 正しい選択ができるよう誠実にサポートします。 • 設備の状態をわかりやすく可視化 • “今は見えていないリスク”を丁寧に説明 • 必要な更新とその理由を明確化 • 不要な提案は一切しない • 適正価格の誠実な工事を提供
正しい情報こそ、正しい選択を生み、 その積み重ねが“事故ゼロ”につながります。

■ まとめ|“見えていない”は“安全”ではない
高圧受電設備のトラブルは、 “見えていない劣化”が引き金になります。
だからこそ、 誤った安心感に頼らず、 正しい情報を知り、正しい選択をすることが企業の責任です。
パワーパートナーズは、 誠実な情報提供と確実施工で、 お客様の安心・安全・事業継続を守り続けます。
気になる点があれば、小さなことでもご相談ください。